古文
高校生
「たれも御心ざしの同じやうなれば、この幼き者なむ思ひわづらひにてはべる。今日いかにまれ、このことを定めてむ。あるは遠き所よりいまする人あり。あるはここながらそのいたつきかぎりなし。これもかれもいとほしきわざなり。」という時に、いとかしこくよろこびあへり。
「申さむと思ひたまふるやうは、この川に浮きてはべる水鳥を射たまへ。それを射あてたまへらむ人に奉らむ」といふ時に、「いとよきことなり」 と言ひて射るほどに、ひとりは頭の方を射つ。いまひとりは尾の方を射つ。そのかみ、いづれといふべくもあらぬに、思ひわづらひて
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