これより
限り
先には
行けない
3
限度·限界
2極み·極致[物事の上限]
3最期·臨終·葬送【人生の限界点]
4全部·すべて【限界点までの範囲]
関限りなし(形容詞)
かぎり (限り)
…この上もないく
けぢめ(名詞)
…違い·隔て·隔たりぐ
「限り」は現代語では「この場限りの
話」など、狭く限定する使い方が多いの一
ですが、古語の「限り」は限定より、こ
れ以上はないという「限度。限界」、ここ
が極みという時間。空間。程度の限界点
(および限界点までの範囲)を表します。
の「限り
なし」はその
限界がない状
やn や
口絵にかける楊貴妃のかたちは、いみじき絵師といへども、筆限りあり
ければ、いとにほひ少なし。(源氏·桐造)
n
ようぼう
絵に描いた楊貴妃の容貌は、優れた絵師であっても、筆の力には
(限界があったので、まことにつゃのある美しさはない。
2いつはとは時はわかねど秋の夜ぞもの思ふことのかぎりなりける
(古今·一八九)
(物思うということは)ぃつとは季節に区別はないけれども、秋の
夜こそ物思いをすることの〔極致〕であるよ。
(紫 の上は)消えゆく露の心地して限りに見え給へば、(源氏·御法)
(紫の上は)消えゆく露の様子で【臨終〕だと見えなさるので、
回いかで琵琶の音のおぼゆるかぎり弾きて聞かせむ。(更級)
▼ぜひとも琵琶の音の(私が)思い出される(=知っている)【すべ
て)(の曲)を(あの方に)弾いて聞かせよう。
国満座興に入ること限りなし。(徒然·五三段)
一座の者がみんなおもしろがることは[この上もない]。
この人は思ふをも、思はぬをも、けぢめ見せぬ心なむありける。
態 で す。
た、「けちめ」
はニつのもの
の差、区別、
隔たりを表し
n
し
(伊勢·六三段)
p
▼この人は愛する女に対しても、愛していない女に対しても、【違い
(隔て)」を見せない心を持っていた。