発展例題27 炭酸の電離定数
炭酸水中の炭酸の濃度を2.75×10-2 mol/L とする。 炭酸は式 ① のように電離し、生じ
た炭酸水素イオンはさらに式 ② のように電離する。 ただし, 式 ① および式②の電離定数
をK」=4.4×10-7mol/L, K2=5.6×10-1 mol/Lとし,有効数字は2桁とする。
H2CO3 H++HCO3① HCO3
H+ +CO32-
・②
(1) この炭酸水の水素イオン濃度[mol/L] を求めよ。
さ
(2) この炭酸水を希釈してpHを5.0とした。 [CO32-]は[H2CO3] の何倍か。
考え方
(1) Kì ≫ K2 なので、炭酸の2
段階目の電離を無視して1段
階目だけを考える。 1段階目
の電離度α <1と仮定すると.
1価の弱酸の電離定数と同様
に1-α=1と近似できる。
[H+]=√cKi
(2) K1, K2 をかけ合わせて
[HCO3-] を消去し, [CO32-]
と[H2CO3]の関係式をつくる。 [H2CO]=2.46×10-7
a=
K₁
C
問題327
解答
(1) K≫K2 から,2段階目の電離を無視する。 炭酸の1
段階目の電離度をα とし,α<1と仮定すると,
14
101 Ki
a=
C
-181
これは1よりも十分に小さく仮定は正しい。したがって、
[H+]=ca=1.1×10-4mol/L
(2) KxK2=
4.4×10-7
V2.75×10-2 =4.0×10-3.0
[H+][HCO3-][H+][CO-]_[H+]"[CO]
[H2CO3] -X-
メー
[HCO3]|
[H2CO3]
ここに[H+]=1.0×10 -5mol/L, K1, K2 の値を代入する。
[CO32-]
Iom
2.5×10-7倍