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✏26【京大】ⅢⅣ(有機)

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🍇こつぶ🐡

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Ⅲアセタール化に関する問題

Ⅳスフィンゴ糖脂質構造による血液型判定の問題

全体的にかなり難しい。例年通り、よく錬られた構造推定。
(a)Ⅲの構造決定がキツい。
(b)ラセミ体に戸惑うが、等量混合物を理解していれば、計算はいけるのでは。(a)よりは楽か。

Ⅳは見慣れない問題(医学部問題ぽい)だが、ヒントが多く、Ⅲよりは解きやすいと感じるが、簡単では無い。
糖のメトシキ化……例年あちこちでよく出る。その思考型問題ぽい。

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ノートテキスト

ページ1:

化学問題 II
次の文章(a),(b)を読み, 問 1~ 問4に答えよ。 解答はそれぞれ所定の解答欄に記入
せよ。
(a) アセタールは1つの炭素原子を挟んで2つのエーテル結合をもつ有機化合物の総
称であり,酸の存在下で図1に示す平衡が成り立つ。
(1)
アセタール
O-R2
R1-C-O-R2
H
O-R2
R-C-O-R3
H
+ 2 R3-OH
+ R2-OH
(2)
O-R2
R1-C-O-R3
H
+ H-OH
+ R3-OH
O-R3
R1-C-O-R3
H
+ 2 R²-OH
ヘミアセタール
アルデヒド
O-H
R1-C-O-R3
°
H
+ R2-OH
||
R-C-H
+ R2-OH
+ R3-OH
H
H
H. I
1 H
O-R4
H、
(3) HO-CH2-CH2-CH2-CH2-C-0-R4
°
C-C-O-R4
H I I
HH
+ R4-OH
図1
図1(1)に示すようにアセタール (網かけ部分) は, 置換基 R2, R' をもつアルコール
との間に平衡が成り立ち、 異なるアセタールに変換されうる。 また, 水存在下では
図1(2)に示すようにアセタールはヘミアセタール (網かけ部分)やアルデヒドと平衡状
態にある。ただし図1(3)のような六員環, あるいは五員環の構造を形成しうる場合は
平衡定数が大きく, R4-OH が多量にあったとしても, アセタール, またはヘミアセ
タールは環状のものが主生成物となる。 以下, 本間では酸の存在下で図1に示す反応
-27-
◇M10 (775-133)

ページ2:

のみが起こるものとする。 またアセタールの変換は平衡移動の原理に従う。
構造式の記入例:
H H
H C. H
H-C-
H
C-H
C-CH3
C-C-O-
Hi
H H
-CH2
H
問1 以下のアセタールA, B, C を, それぞれ少量の硫酸を含む大過剰量のエタ
ノール中で十分な時間反応させた。 AからはアセタールA' が, Bからはアセ
タールB' が,またCからはアセタールC', C” が主に生じた。 A', B′, C′,
C” の構造式を記入例にならって記せ。 立体異性体はすべて同一と見なす。た
だし, C′,C” の順序は問わない。
O-CH2-CH3
O-CH3
-O-CH3
HO–CH2–CH2–CH2–C-O-CH3
H
H
A
B
CH3
||
H3C-CH2-0-C-O-CH2-CH2-CH2-CH2-C-H
H
問2 分子式 C8H 180g で表されるアセタールDはヒドロキシ基をもつ。 Dに水酸
化ナトリウム水溶液とヨウ素を加えて加熱処理したところ, 淡黄色の沈殿が生
じた。 D を少量の硫酸を含む大過剰量のメタノール中で十分な時間反応させた
ところ,分子式 C6H12O2で表される五員環構造をもつアセタールEが得られ
た。Eを少量の硫酸を含む大過剰量のエタノールと反応させたところ,分子式
C7H14O2で表されるアセタールFが得られた。 化合物 D, E の構造式を記入
例にならってそれぞれ記せ。 立体異性体はすべて同一と見なす。
-28-
◇M10 (775-134)