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現在どこを暗記しようとなさっているのか存じませんが、暗記する必要があるのは、陽極と陰極それぞれについての反応を考える順番です。起こりうる反応に優先順位があるのです。
下に示すその考える順番を暗記すれば、どの溶質や電極の組み合わせの電気分解にも使えます。
〈陽極〉(酸化反応)
①電極がPtかC以外の金属ならば、電極が溶ける。
ex) Cu → Cu²⁺ + 2e⁻
②電極がPtかCのとき、水溶液中にハロゲン化物イオンが含まれるならばそれが酸化され、単体のハロゲンが発生する。
ex) 2Cl⁻ → Cl₂ + 2e⁻
③電極がPtかCで、水溶液中にハロゲン化物イオンも含まない場合、水溶液が塩基性ならばOH⁻が、中性か酸性ならばH₂Oが酸化されて、O₂が発生する。
(i) 4OH⁻ → O₂ + 2H₂O + 2e⁻ (塩基性)
(ii) 2H₂O → O₂ + 2H⁺ + 2e⁻ (中性・酸性)
☆OH⁻ → O₂ を覚えておけば、半反応式の作り方に従って(i)を導けます。
(ii)は(i)の両辺にH⁺を足して調整して導けます。
〈陰極〉(還元反応)
①イオン化傾向がH₂より小さい金属のイオンが水溶液中に含まれるならば、その金属イオンが還元され、単体の金属が析出する。
ex) Cu²⁺ + 2e⁻ → Cu
②イオン化傾向がH₂より小さい金属のイオンが水溶液中に含まれない場合、水溶液が酸性ならばH⁺が、中性か塩基性ならばH₂Oが還元され、H₂が発生する。
(iii) 2H⁺ + 2e⁻ → H₂
(iv) 2H₂O + 2e⁻ → H₂ + 2OH⁻
☆(iii)は暗記するまでもなくすぐ導けるとは思いますが、一応、H⁺ → H₂ を覚えても導けます。
(iv)は(iii)の両辺にOH⁻を足して導けます。