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助動詞べしについて。なぜ、〜べきよしは、命令であることが多いんですか

回答

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まず、「べし」とは?

古典文法における助動詞「べし」には、多くの意味があります

推量
〜だろう
雨ふるべし(雨が降るだろう)

意志
〜しよう
行くべし(行こう)

当然
〜すべきだ
学ぶべし(学ぶのが当然だ)

義務
〜しなければならない
行くべし(行かねばならぬ)

可能
〜できる
行くべし(行くことができる)

命令
〜せよ
来(こ)るべし(来なさい)

→ 多義的(たくさんの意味がある)なのが「べし」の特徴です。

「〜べきよし」とは?

「〜べきよし」は、「〜すべきであるという旨(趣旨・内容)」という意味です。
• 「べき」=「べし」の連体形
• 「よし(由)」=「内容・趣旨・伝聞」

つまり、

「〜べきよし」=「〜しなければならないという内容」
→ これは多くの場合、「命令」を間接的に伝える表現です。

なぜ「命令」が多くなるの?

それは「〜べきよし」が使われる文脈に関係があります。

① 公的・公式な命令文でよく使われたから

中世〜近世にかけて、「〜べきよし」は、
• 勅命(天皇の命)
• 命令書(幕府・藩など)
• 通達

などの公式文書や記録の中で命令・指示を伝える表現としてよく使われていました。

例:「上洛すべきよし、仰せ出だされ候」
(=上洛せよ、という命令が下された)

→ このように、「べし」が「当然・義務・命令」の意味で使われる場面が多かったのです。

② 「べき」はもともと「当然・義務」を強く示す

「べし」には「推量」や「意志」などの意味もありますが、「〜べきよし」のように文末に置かれず名詞のように扱われるとき(連体修飾)、推量よりも当然・義務的な意味が出やすくなります。

つまり、「〜すべき」という形では、
• 「そうするのが当然」
• 「そうしなければならない」

という強い意味合いになりやすく、それが「命令」に近づくのです。

まとめ

べし
多義的(推量・当然・命令など)
文脈で意味が決まる

〜べきよし
「〜するべきだという趣旨・内容」
公文書などで使われ、実質的に命令を伝えることが多かったため

さきち

めちゃくちゃ、よく分かりました!ありがとうございます🙇🏻🙇🏻‍♂️🙇🏻‍♀️

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