最終段落は特段、非現実を想定しているわけではないように思います。訳すと、
「振り返れば、私の子供の頃の何一つも、私は変えたくない。私の子供時代はこれ以上になく幸せな時間だった。」
といったところでしょうか。
下線部は仮定法と否定と比較が一挙に使われています。
「何と何を比較しているか」から考えてみると良いかもしれません。文章自体が仮定法で書かれているので、
「非現実を仮想して、筆者が想像してみる子供時代」と、(仮定法はそもそも非現実と現実を対比的に表現する手法なので、)
「現実・実際の筆者の子供時代」
を比べて、
否定の意味も加味すると、少し冗長な説明ですが、
It could not have been a gappier time than it was.
↑ ↑
仮定法(非現実の仮想上の子供時代) 直接法(過去の実際の子供時代)
「どんな子供時代を仮想しても、そのどれもが実際の子供時代より幸せな時間にはなり得ないのだ」
gappierと書いてしまっていましたが正しくはhappierです
誤字訂正: 直接法→正しくは直説法です。
仮定法でない普段の文法を直説法と言います。
つまり表現手法としては「法(moodといいます)」という枠組みで、直説法と仮定法に分けられます。