① だれのセリフかを確認する
「しかなり。うつつにてかやうに帰り来ることは、ことはりもなく、ためしも聞かず。されど、【今一度見まほしく思えたる心ざし】の深きによりて、ありがたきことを、わりなくして来たれるなり」
これは亡くなった妻が、夫に向かって話している言葉
つまり、この説明は 妻の立場からの発言 。
② 「思えたる」はだれが思ったのか
ここが重要なポイントです!!
見まほしく思えたる
→ 「見たいと思った」
古文では「〜と思ふ/思ゆ」は、その気持ちを持った人が主語になる。
この文の中で、「見たいと思った」のはだれか?
→ 話している本人=妻
つまり、今一度(あなた=夫に)会いたいと思った
という意味になります。
③ 「心ざし」はだれの心か
「心ざし」はその気持ちを持っている人の心
なので、妻が夫に「もう一度会いたい」と強く願った気持ち=【今一度見まほしく思えたる心ざし】
となる。
私自身理系なのであまり自信がないですが…参考になれば嬉しいです!!