「それが質量パーセント濃度の定義なので、そういうものです、覚えてください」と言ってしまえば、終わりなんですけど、面白くないと思いますし、ちょっと納得がいかないと思うので、もう少し解説しておこうかとおもいます。
パーセント、いわゆる百分率というのを覚えていますか。
例えば1/5というのは20%、1/100は1%となりますよね。
これってどういう関係かわかりますか。
言われればわかると思うんですけど、100倍の関係なんですよね。(1/5)×100=20、(1/100)×100=1
つまり、パーセント(百分率)っていうのはある値を100倍しろっていう意味なんですよね。だから質量「パーセント」濃度は100倍してます。
では、逆になぜモル濃度や密度などにはパーセントをつけなかったのか。(こんな質問が来そうなので、先に答えておきます。)
→つけなかったのではなく、つけられない。
パーセントっていうのは、単位なしの値しか100倍してはいけないんですよ。
どういうことかというと、モル濃度はmol/L、密度はg/cm³という単位があるのに対し、質量パーセント濃度の100倍の部分を除いてみると、質量(g)÷質量(g)なので、単位が約分されて単位なしになるんですよ。こういうふうに単位なしの値に対してはパーセントを使ってokなんですよ。(ちなみに厳密いうとパーセントも単位ではない。)
だから、質量パーセント濃度はパーセントを使っているが、モル濃度や密度はパーセントを使ってないんですよ。