understandの目的語のwhat節はいま関係ないのでOってかいて省略します
We do not understand O any better than the ancient people did.
これはおっしゃる通り not any = noなので
not any better = no better
ですね。
anyっていう単語がニュアンス難しいので後で説明したいです。まずは
We understand O no better than the ancient people did.
という文を考えてみてください
順番が違っちゃいますが
than the ancient people did.
didは代動詞でここではunderstoodってことです。
than以下は比較対象を表すわけだから
「古代人が理解していたのと比べると」
みたいな感じでいいですよね。
noという単語は、直後のまとまりを否定します
今回のbetterはwell「上手に」の比較級ですね。
で、
noがbetterっていう比較級の単語を否定する
というのは
次のようなことです、
① 比較対象と比べて差がある(より程度が高い)というのを否定する(=「比較対象と同じ」と言っている)
場合によっては
② 比較級になっている単語の元々の意味を否定する
(つまり「上手くない」と言っている)
ただし①②のうち、特に②のネガティブなニュアンスがどこまであるかは、表現によって濃淡があって、否定的なニュアンスで訳出する必要がない場合も多々あります。
だから
We understand O no better than the ancient people did.
この文は
「古代人が理解していたのと比べて、私たちはOを同程度に理解している」
あるいは
「古代人が理解していたのと比べると、私たちはOを同程度にしかよく理解していない」
とかって感じになります
で、これをnoではなくnot anyで
We do not understand O any better than the ancient people did.
とした場合は、
notがunderstand以下、述語の部分にかかっていて、全体として否定文になるので
意味の面でも②の要素のネガティブな面も含めて訳した方が自然な感じになると思います。
any っていうのは日本語の一語で表しにくいですが
「ほんの少しでも(あるならば)」
「もしあるならほんの少しでもいいから」
みたいなニュアンスを持った言葉です。
不審者に襲われたときに「誰か助けて!!」
この「誰か」って「誰でもいいから」みたいなニュアンスあるじゃないですか。それに近い感じ
でnot 〜any better than…っていうのは
比較対象よりbetterな程度が
「ほんの少しでもあるなら」を否定して
「ほんの少しもない」ということなので
noと同じ意味になるということです。
ただしnot〜anyに分割しているときは、
かなり否定の意図を感じる表現になりがちです。
なので今回の文も
「我々は、古代人の理解と比べて、ほんの少しもより良く理解できるようになってない」
というふうに進歩のなさを嘆く感じが読み取れる気がします
とはいえこちらの場合も
古代人よりほんの少しも優れてない=古代人と同じ
と言ってる点は変わりませんね
訳す手順でいうとずんだもちさんのいう
①②③の流れで(たぶん)いいと思います
We do not understand O
Oを理解していない ここまでまず訳して
any better
than the ancient people did.
古代人が理解してたのに比べて
ほんの少しもよく(理解していない)
というふうに直訳でもある程度伝わるけども
not 〜anyはbetterにかかっていますから
古代人と比べて少しもbetterじゃない
=古代人と同じ ということを確認したうえで
意訳に取り入れても良いように思います。