Senior High
3
English

ELEMENTⅢ Lesson9 Playing Hands

Textbook: 高3 文法・長文・英単語

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なりさ

なりさ

Senior High3

ELEMENTⅢ Lesson9 Playing Hands

コミュニケーション英語 ELEMENT3 レッスン9

ーーー Playing Hands 👏 ーーー

愛用のマーカー🖊 : マイルドライナー
愛用のシャーペン🖋 : 0.5のクルトガ
撮影📸 : メモアプリで撮影してます

(´-`).。。ooO〈コミュ英定期テスト勉強法〉

︎︎︎︎ ☑︎新出単語と、熟語を覚える
☑︎日頃から本文を音読する(1日1回でも効果アリ)
︎︎︎︎☑︎和訳もしっかり読み込む
︎︎︎︎☑︎指示語とその具体例にマーカーをひく
︎︎︎︎☑︎文法事項より何の話をしているかを重要視
︎︎︎︎☑︎テスト前日は教科書を訳してみる

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ノートテキスト

ページ1:

Lesson 9
祈りの手助けてくれた人に感謝すること〜
1 さかのぼること15世紀, ニュルンベルクの近くの小さな村に, 18人の子ど
もがいる家族が住んでいた。 18 人! ただこの家族の食卓に食べ物を並べ続け
るために, 金細工師をなりわいとする, 父親であり家族の長は、 自分の商売に加
えて、近隣で見つけられるあらゆるほかの賃金仕事をして, 1日ほぼ 18 時間働
きづめだった。
2 見たところ絶望的な彼らの状況にかかわらず、 彼の年長の息子2人, アルブ
レヒトとアルバートは夢を持っていた。 彼らは2人とも自分の芸術の才能を追
求したがっていたが,彼らのどちらであっても美術の専門学校で勉強するため
にニュルンベルクへ行かせることは、父親には経済的に決してできないと, 彼ら
は十分よく知っていた。
3 混み合ったベッドの中で夜に何度も長い話し合いをした後, その2人の少年
はついに合意に達した。 彼らは硬貨を投げることにしたのだ。 負けた者は近くの
鉱山へ行き, その稼ぎで、 彼の兄弟が専門学校へ通う間の支援をする。そして,
硬貨投げに勝ったほうの兄弟が4年後に勉強を終えたとき, 自分の製作活動の
売り上げで,あるいは必要であれば, 彼もまた鉱山で働いて, 専門学校にいるも
う片方の兄弟の支援をするというのである。
|4 彼らは日曜日の朝、 教会の礼拝の後で硬貨を投げた。 アルブレヒト・デュー
ラーがその硬貨投げに勝ち, ニュルンベルクへ出て行った。 アルバートは危険な
鉱山へ行き、その後4年間兄を支援したのだが, 兄の作品は、 専門学校でほとん
どすぐに大評判になった。 アルブレヒトの芸術作品は、彼のほとんどの教授の作
品よりはるかに優れており,卒業するころまでには、 彼は自分の作品で相当な額
のお金を稼ぎ始めていた。
5 その若い芸術家が村へ戻ったとき, デューラー家はアルブレヒトの帰省を祝
うために、盛大な夕食会を催した。 音楽と笑い声に満ちた, 長時間にわたる, 思
い出に残る食事の後、アルブレヒトは食卓の上座の栄誉ある位置から立ち上が
アルブレヒトが夢を実現できるようにしてくれた何年間もの犠牲に対して,
愛する弟に祝杯をあげた。 彼の締めのことばは次の通りだった。 「さて, アルバ
ート, 神の祝福を受けた私の弟よ、今お前の番が来た。 今なら夢を追うためにニ
ュルンベルクへ行けるぞ。 私がお前の面倒を見る」
6 全員の顔が、強い期待をもって, アルバートの座る食卓の遠い端のほうへと
向いた。 アルバートの顔には涙が伝い, 彼は泣きながら下に向けた頭を左右に振

ページ2:

り何度も繰り返した。 「だめ, だめ, だめ, だめなんだ」 ついにアルバート
は立ち上がり、頬から涙を拭いた。 彼は長い食卓を見下ろし、愛する人たちの顔
に視線を走らせ、そして右頬の近くに両手を上げながら, 静かに言った。 「いい
や、兄さん。 ニュルンベルクへは行けない。 おれには遅すぎる。 見てくれ..., 鉱
山での4年間がおれの手にしたことを見てくれ! すべての指の骨が少なくと
も一度は折れ、最近では右手のとてもひどい痛みに苦しんでいて, 兄さんに乾杯
を返すためにコップを握ることさえできないし, ましてや、 ペンや絵筆で絵の繊
細な線を描くことなんてできない。 無理だよ, 兄さん ..., おれにはもう遅すぎる」
7500年以上が経った。 今では,アルブレヒト・デューラーの何百もの肖像画,
スケッチ画, 水彩画, 版画といった芸術作品は,世界中のあらゆる大きな美術館
で展示されているが,ほとんどの人がそうであるように, あなたはアルブレヒ
ト・デューラーの作品のうち1つだけをよく知っている可能性が高い。 単によく
知っているどころか, あなたの家やオフィスでその複製が壁にかかっているこ
とも十分にありうる。
8 ある日、アルバートが払ってきた犠牲すべてに対して彼に敬意を表すため、
アルブレヒト・デューラーは、弟の傷ついた手を、 手のひらを合わせ細い指が上
を向いて伸びた状態で, 丁寧に描いた。 彼は自分の力強い絵を単に「手」 と呼ん
だが, 全世界がほとんどすぐに彼のすばらしい傑作に心を開き, 「祈りの手」と
命名し直した。
9 次にあなたがその感動的な作品の複製を目にするとき,もう一度見直してほ
しい。 思い出させてくれるものがまだ必要なら, それを見て思い起こしてほしい
だれも,だれひとりとしても、 自分だけでは成功できないということを覚
えていてほしい。 あなたが今いるところへ到達するよう助けてきてくれた人
ちに、心から感謝することを。