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✏26【鳥取大】Ⅳ・Ⅴ有機

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🍇こつぶ🐡

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Ⅳ 問4の説明問題が少し難しいかも。
Ⅴ 問4の計算問題が少し難しいかも。
全体的には難問は無い感じ。

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ノートテキスト

ページ1:

〔IV〕 次の文を読み, 以下の問いに答えよ。 構造式は下の例にならって記せ。
H3C
CH2.
H
CH3
H
CH3
OH
CH2-CH-
In
ベンゼン環にヒドロキシ基が一つ結合した化合物をフェノールという。 フェ
ノールは強い殺菌・消毒作用をもち, 医薬品や染料などの原料として用いられ
る。フェノールから合成されるナトリウムフェノキシドを,高温・高圧下で二酸
化炭素と反応させ,これを希硫酸で処理することで A が合成できる。
A にメタノールと濃硫酸を加えて熱すると B を生じる。 B は
特有の芳香をもち, 消炎鎮痛薬として用いられる。また, 水中で1分子のフェ
ノールは3分子の臭素と反応して, 白色沈殿の C を与える。
フェノールは, 工業的にはクメン法によって合成される。 クメン法では, ベン
ゼンから合成したクメンを、酸素で酸化して D とし,これを分解すること
で,フェノールとアセトンが得られる。 アセトンは無色で揮発性の高い液体で,
水と任意の割合で混ざり合う。 アセトンに, ヨウ素と水酸化ナトリウム水溶液を
①
加えると沈殿が生じる。
フェノールはフェノール樹脂の原料となる。 フェノール樹脂の合成では, はじ
めにフェノールとホルムアルデヒドを酸触媒の存在下で反応させることで,
E が中間体として得られる。 この E に硬化剤を加えて加熱 成型す
ることでフェノール樹脂が得られる。 フェノール樹脂のような熱硬化性樹脂は,
耐熱性に優れており, フライパンの取っ手などに利用される。
②
-8-
◇M7 (871-50)

ページ2:

問1 文中の A
~
E に当てはまる有機化合物の構造式をそれぞれ記
せ。ただし, E の構造式は重合度 n を用いて示すこと。
問2 下線部① の反応の名称を答えよ。 また, 得られた沈殿物の構造式を示せ。
問3 ヨウ素と水酸化ナトリウム水溶液を加えると, 下線部①と同じ沈殿を生じ
る化合物を以下の (a)~ (f)から全て選び, 記号で答えよ。
(a) 2-ブタノール
(b) 1-ブタノール
(C) メタノール
(e) 2-メチル-2-プロパノール
(d) エタノール
(f)酢酸
問4 下線部②の性質は, 熱可塑性樹脂とは異なる熱硬化性樹脂の特徴であり,
分子構造の違いにより説明できる。 この点から熱硬化性樹脂の分子構造を説
明せよ。
問5 炭素 水素, 酸素のみで構成された化合物Fがある。 化合物 F15mgを
完全燃焼させると, 二酸化炭素 33mg と水18mg を生じた。 また,化合物
F1.0gを1.0Lの密閉容器に入れて, 107℃であたため完全に蒸発させる
と,気体の圧力は 5.3 × 10 Pa になった。 さらにこの化合物Fは,ナトリ
ウムと反応しなかった。 生じた気体を理想気体とみなし, この化合物Fの
構造式を示せ。
― 9
◇M7 (871-51)