忠岑ではなく、禄への敬意です。
仰る通り、「たまはる」は謙譲語なので、目的語である「禄」が敬意の対象になります。
主語が敬意の対象になるのは、尊敬語です。
そうですね☺︎
敬語には種類があります。尊敬語、謙譲語、丁寧語の3つですね。
【尊敬語】
動作の主体(動作をしている人、物=主語)に敬意を払う敬語
例) 先生が、給食を召し上がる。
「召し上がる」は尊敬語なので、主語である「先生」が敬意の対象です。偉いのは先生であって、給食ではありませんね。
【謙譲語】
動作の客体(動作をされている人、物=目的語・補語)に敬意を払う敬語
※目的語→〜を
補語→〜に、〜と、〜より、〜から
例)私が資料をお預りする。
【丁寧語】
聞き手、読み手に敬意を払う敬語
「〜です」「〜ます」のことですね。
このように、敬語の種類によって、
誰に(何に)対する敬意なのかが決まっています。そのため、敬語の種類を覚えておく必要があります。
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【敬意の方向について】
受験では、「敬意の方向」が問われることも多いです。敬意の方向というのは、「誰から誰への敬意か」ということです。
前述した敬語の種類がわかれば、簡単に理解できると思います。
まず、「誰から」の敬意なのかは、敬語が地の文にあるか、会話文中にあるかで判断できます。
地の文→筆者から
会話文中→書き手、話し手から
「誰への」敬意なのかは、敬語の種類で判断します。
尊敬語→動作の主体への敬意
謙譲語→動作の客体への敬意
丁寧語→読み手、聞き手への敬意
例)忠岑も禄たまはりなどしけり
まず、これは地の文なので、筆者からの敬意です。「たまはり」が謙譲語なので、動作の客体である禄への敬意です。
つまり「たまはり」は、筆者から禄への敬意です。敬意の方向を聞かれたら、このように考えましょう!
基本的なことをご説明しましたが、長文になってしまいすみません💦
え、そうなんですか!?
謙譲語は使われてる文章の主語にではなく、その文章の目的語に敬意が向けられているのですか!
敬語は全て主語に対する敬意だと思ってました、。