これは落窪物語の知識や古文常識がないと少し理解し辛いと思います。
結論としては
「(父である私の許可を得ずとも良いので、)良いこと(縁談)があれば、思うままに(結婚)しなさいませ。」
といったニュアンスです。
・落窪物語について
この物語は、主人公落窪が、父の再婚相手の継母からいじめを受けるという話です。父親は子育てにはあまり干渉せず、継母に任せています(当時としては普通)。
最終的に落窪は少将という男性貴族と結婚し、幸せになりますが、このシーンは結婚前の、落窪が虐められている場面を描いています。
・古文常識について
当時の結婚では、自由恋愛は少なく、両家の合意での結婚が主流でした。なので
①落窪の結婚について、決定権は落窪自身には無い
②落窪の結婚は落窪の父(母)の了承が必須である
③しかし父はあまり干渉しておらず、継母は落窪の結婚を認めるはずがない
④以上から、落窪が結婚して幸せになることは難しい
といった事情がありました。そういった事情を察した父親(中納言)が、娘の落窪に向かって「私の了承は要らないから、好きに結婚しなさい」と告げた場面ということになります。
・余談
父親が落窪にあまり干渉しないのは、母親の身分の問題もあります。
父の再婚相手(継母)と、落窪の実母とでは、継母の方が身分が高い。そのため、継母の子の方が将来有望で、大切に育てるべき対象でした。
このため父は落窪に取り立てて大切に育てる、面倒を見るのが難しく、先に継母の子を気に掛けざるを得ない状況だったのです。
もう一つ質問なのですが、「心ともしたまへ」はどの文節で切れますか
「心/と/も/し/たまへ」です。
「心とす」が思い通りにする、という意味の連語です。この連語中に、副助詞「も」が挟まってるだけで、「も」に特に意味は無いです。
ありがとうございます!!!
なるほど!よく分かりました!ありがとうございました!