価標(黒い線)が共有結合というのはよかったんですが、紫の水素結合は解釈が違います。
それぞれの原子は共有電子対を引きつける力を持っています。その力の度合いは原子ごとに異なります。
しかし、ある程度の規則性はあって、周期表で左下から右上に引っ張った矢印の順に大きくなっていきます。(遷移元素はほぼ一定)
この力の度合いのことを電気陰性度というのですが、酸素は周期表の右上ですから極めて電気陰性度が強いのです。対して水素は周期表の左なので電気陰性度が弱いです。
この違いによって、酸素側に共有電子対が引き寄せられ、水分子1つのなかで電気的な偏りが発生します。
酸素は電子を引きつけるのでややマイナスに、水素は電子を取られるのでややプラスになります。
このことを図ではδ+, δ-と表記しています。(δ:デルタ は少しという意味)
すなわち、水分子がたくさん集まったとき、酸素はごくわずかにマイナスに帯電しており、水素はごくわずかにプラスに帯電しているのでそれらによるクーロン力で極めて弱い力で結合しようとしている。ということが言えます。
特に、水素は電気陰性度が小さく、酸素は電気陰性度が大きい。このように「水素+電気陰性度が大きい原子」となる物質はより共有電子対の偏りが大きくなり電気陰性度による極性の影響も大きくなるので特別に水素結合という結合の名前をつけています。
それ以外、すなわち水素と電気陰性度が大きな原子とが結合していない場合でも電気陰性度によるわずかな偏りが生じた場合にはもちろんわずかではあるがクーロン力が働くので「極性分子間に働く静電気的引力」といって一応その力の名前がついています。
これらは、すべて電子の位置の偏りによって生じたクーロン力ですが共有結合やイオンのクーロン力などの化学結合の力と比べればはるかに弱い力です。
そして、ここでは紹介しなかったファンデルワールス力・極性分子間に働く静電気的引力・水素結合の3つを分子間力と総称します。
ファンデルワールス力については教科書をみてみてください。またわからなかったらお教えします。
長文失礼しました((。´・ω・)。´_ _))ペコリン