回答

"すべての実数について"というのは文字通り"実数(直線)全体について"ということです.
この問題を不等式のみで解くならば, 以下の事実が役に立ちます.
①すべての実数xについてx^2≧0が成り立つ.
xは任意の実数なので, ある実数[適当な実数]だけずらしても問題ありません. すなわち
①'aをある実数とする. すべての実数xについて(x-a)^2≧0が成り立つ.
といえます.
これから2次式の場合は平方完成すると, 不等式をうまく評価できることが分かると思います.
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(1)
[解答例]
x^2+ax+a+3=(x+a/2)^2-a^2/4+a+3
と平方完成できる. すべての実数xに対して(x+a/2)^2≧0が成り立つ.
したがって与えられた不等式が成り立つためには-a^2/4+a+3>0であればよい.
これを解くとa^2-4a-12<0⇔(a+2)(a-6)<0⇔-2<a<6で範囲は定まった.
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この不等式はy=x^2+ax+a+3がx軸[y=0]より上にある, と捉えることも出来ます.
この発想で解く場合は
[解答例]
与えられた不等式は, xについての2次関数y=x^2+ax+a+3がx軸より常に上であることと同値である.
この2次関数は下に凸なので頂点のy座標が0より大きければよい[平方完成して評価する部分は上と同じなので略します].
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更に進んで考えると, 2次方程式x^2+ax+a+3=0が実数解を持たないことと同値であることに気づくと思います.
それを踏まえて, 判別式を用いた解答が生まれたわけです.
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(2)
不等式kx^2+(k+1)x+k≦0はk=0のとき, 1次方程式, k≠0のとき, 2次方程式なので状況が違います.
そこで場合分けをする必要があります.
k=0のとき, x≦0となります. 一方, すべての実数というのはx≦0かつ0<xです.
つまり0<xのとき不等式を満たせないので不適というわけです.
k≠0のとき, k>0[2次関数だと下に凸]とk<0[2次関数だと上に凸]で状況がまた異なります.
そこで場合分けすると,
k>0のとき, 十分大きなx[グラフで考えるとよい]をとるとkx^2+(k+1)x+k>0となるので不等式を満たせません.
したがってk<0であることが必要条件となります. 
このとき2次方程式kx^2+(k+1)x+k=0が重解を持つ[x軸と接する], あるいは実数解をもたないこと[x軸より下である]が十分条件となるので
D=(k+1)^2-4k*k≦0⇔3k^2-2k-1≧0⇔(3k+1)(k-1)≧0⇔k≦-1/3[k>0の下で考えているからです].
となって定数kの値の範囲が求まりました.

LUX SIT

[訂正]
⇔k≦-1/3[k<0の下で考えているからです].
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k<0なのでk-1<0だから3k+1≦0⇔k≦-1/3と解けるわけです.

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